江戸切子

江戸切子の模様には意味がある

江戸時代後期の1834年、江戸大伝馬町の加賀屋久兵衛が手掛けた切子細工に起源を持つ江戸切子。矢来・菊・麻などの身近な文様を刻み込んだグラスの輝きは魅惑的。

魚子紋の江戸切子

魚子紋の江戸切子子孫繁栄を願い、魚の卵を模して刻み付けられる細かな文様。光に照らされた時、成長した魚の鱗のようになってきれいに輝く。シンプルであるがゆえに難易度の高いカット。さりげなく施される魚子文は、グラスを気品高い芸術品に押し上げてくれる。

麻の葉紋の江戸切子

麻の葉紋の江戸切子麻の葉を模して彫られる文様で、平安時代の仏像の切金文様にすでに現れる。丈夫で真っすぐ成長する麻の特徴から、健やかな成長への願いが込められる。さらに、魔除けの力を持つとされ、江戸時代には町娘の衣装に人気となった模様である。

菊つなぎ紋の江戸切子

菊つなぎ紋の江戸切子菊の花が連なっているように見える菊つなぎ紋。菊は、天皇家の紋章にも取り入れられ、不老長寿を表す花でもある。また、この「菊つなぎ」は、「喜久繋」とも書き、喜びを久しく繋ぐとも言われる縁起の良い模様と言われている。

四角籠目紋の江戸切子

四角籠目紋の江戸切子竹かごの網目を模した文様で、四角形のもの。四つ目編みとも言う。連続した籠目文は、魔除けの効果があると言われ、その中には清浄なものを閉じ込めておく。籠目文様の施された酒器に酒を注ぐことは、その酒を浄化する効用が期待される。

六角籠目紋の江戸切子

六角籠目紋の江戸切子六芒星が連なる六角籠目紋。六芒星は宇宙の力を宿すと言われ、古来、魔除けとして用いられてきた。六角籠目紋は、六芒星が連なることで、強力な魔除け効果が期待されている。人々に幸運をもたらすとも言われる紋である。

八角籠目紋の江戸切子

八角籠目紋の江戸切子陰陽の中間に立つ八角は、バランスのとれた縁起の良い模様と言われている。全方位に手を広げるその形は宇宙を表し、強力なパワーを秘める。籠目紋では、個々の八角形は銀河と見なすことができる。酒を注ぐ行為は充足、それを飲み干すことは挑戦を意味する。

矢来紋の江戸切子

矢来紋の江戸切子竹や丸太で造った囲いの形である矢来紋。矢来は防護柵であり、その紋様を刻み込んだ酒器には魔除け効果がある。また、激しく降る雨を模した紋様であるとも言われ、その中に注がれる酒は、どのような鋭い攻撃をも退ける力を持つ。

カガミクリスタルの江戸切子

カガミクリスタルの江戸切子日本初のクリスタルガラス専門工場として、昭和初期東京で生まれた各務クリスタル。現在では、皇室や各国大使館でも公式使用される日本を代表するガラス食器メーカーとして君臨。日本の伝統を活かしながら革新を続ける姿勢で、国際的な展覧会でも高い評価を得ている。
カガミクリスタルの手掛ける江戸切子は、伝統工芸士との協業のもと、伝統の文様を基本にしながらも、新たな意匠による現代の江戸切子をも作り出していて、人気が高い。

泊まるなら帝国ホテル東京

江戸切子を探しに行くなら帝国ホテル東京に泊まってしまおう。言わずと知れた、東京を代表するホテル。銀座にも近い立地ながら静か。江戸切子の本場・亀戸に出るのだって、JRで有楽町から出て、秋葉原で総武線に乗り換えれば約30分。亀戸では、是非、江戸切子協同組合のショールームに寄ってみたい。

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