こんなにあるんだ 日本の酒器

日本酒の酒器世界に類を見ない多彩な酒器。シーンに応じて使い分けるのもまた、お酒の楽しみ!

切子の酒器

▶ 江戸切子
日本酒の酒器丁寧に重ねられた色ガラスと、ガラス表面に彫刻された文様が、美しい江戸切子。皇室御用達工房から作家物まで、多様な色彩美を誇る江戸切子の酒器をここに収集。

▶ 薩摩切子
江戸切子と並んで賞される薩摩切子。薩摩切子は、江戸切子に比べると重厚な印象がある。薩摩の紅ガラスとしても名を馳せた名品を、20世紀末に復活させた。

グラスの酒器

▶ 津軽びいどろ
日本酒の酒器宙吹きで造られるグラス。浮玉製造から発展した津軽びいどろは、淡くシンプルな美しさが特徴で、「四季を感じるハンドメイドガラス」と言われている。

▶ 琉球ガラス
沖縄の海の空き瓶の再利用が、芸術品の域に。様々な色彩と海流を思わせるかのような文様が美しく、海底から生じた泡のような気泡が琉球ガラスの特徴。涼やかな酒器。

メタルの酒器

▶ 錫器日本酒の酒器
錫器は錆びることがない。錫で作った酒器は、酒質をまろやかにすると言われ、古くから人気があった。また、熱伝導性が高く、すぐに温めることが可能で、すぐに冷やせるといった特徴を持つ。燗にする場合には、錫のチロリでないといけないといったこだわりを持つ人も多い。使い込むほどに増す独特の風合いにも、人気が高い。

陶磁器の酒器

▶ 有田焼日本酒の酒器
伊万里焼とも呼ばれる色絵陶磁器の代名詞「有田焼」。17世紀から人々を魅了してきた柿右衛門様式は、乳白色の地肌に散りばめられた赤色をはじめとする暖色系の色彩で描かれた絵柄が美しい。

▶ 九谷焼
1655年に有田で陶技を学んだ後藤才治郎による「古九谷」は、今では幻。しかし、江戸時代後期に復興した現代につながる九谷焼は、斬新さも併せ持つ、有田と並ぶ、日本を代表する色絵陶磁器となっている。日本酒の酒器

▶ 備前焼
古墳時代以前からの歴史がある日本を代表する陶器で、日本六古窯の一つに数え上げられる。釉薬を使用せず絵付けもせず素朴な味わいで、窯変にその最大の特徴が出る。

▶ 美濃焼
志野・織部・黄瀬戸・瀬戸黒など美濃で焼かれた器のことを総称して、美濃焼という。変化に富んだ様々な様式があり、日本一の生産量を誇る。

▶ 萩焼
古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほどの名器が生まれる。器の表面の「貫入」と、使い込むことによって生じる枯れた味わい「七化け」を特徴とする。

漆器の酒器

▶ 輪島塗日本酒の酒器
「japan」の呼称もある漆器は、まさに日本の至宝。漆器の魅力は何と言っても、引き込まれるような漆の黒。その漆器の最高峰と言えば、言わずと知れた輪島塗。美術品としての価値も高い輪島塗は、施される沈金や蒔絵もまた美しい。優雅な時間を過ごしたいなら、輪島塗の酒器は是非そろえておきたい。

酒器によって変わる日本酒の不思議

日本酒の酒器酒器を、単なる飲酒に使用する道具だと考えていてはいけません。魂を閉じ込める身体のような役割を持つと考えられていた酒器は、太古には宗教上の大切な道具であって、大いなる力を持つと信じられていました。
霊魂の存在が信じられなくなった現代においての酒器は、単なる飲酒の道具に成り下がってしまいました。それでも酒を注ぐと、まるで化学反応を起こすかのように、味覚に変化を与えてくれます。酒器の形態が、臭覚に及ぼす変化だなどと言われていますが、実はまだ、酒器には太古からの不思議な力が宿っているのです。

美しい酒器に酒を注げば、独特の香りが放たれると同時に、美的感覚を刺激してくれます。そうすると、その器から体内へと酒を移し替えていく過程で、様々な夢を描いて見せてくれます。
神を捨て去った現代においても、酒器に力が宿っていることは疑うべくもありません。よき夢を見せてくれる酒器を選びたいものです。

▶ 江戸切子の模様には意味がある

チタンの酒器

チタンの酒器SUSgallery
保温・保冷に優れた力を発揮し、軽くて強い金属・チタン。しかし、加工の難しさから、製品化されることが少なかった。そんなチタンの世界に革命を起こしたのが「サス・ギャラリー」。魔法瓶一貫生産で培った真空二重構造をチタンで実現し、驚くべき保温性を酒器に与えた。さらにその美しさは、酒器を愛する者の心をつかんで離さない。

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開運を呼ぶ酒器選び