答え:No!!!!!
規格の違いから、ミネラルウォーターより水道水が安全だという主張があります。ミネラルウォーター類に適用される食品衛生法と、水道水の水質を定める水道法と比較すると、水道法の方が基準が厳しいのは事実です。
水道水は、常に暴露された状態のものを監視しなければならず、問題が発生した時に予想される被害者の数も膨大になります。容器に封入されて流通するミネラルウォーターでは、封入時点からの品質の変化幅は小さく、問題発生時も水道水に比較して容易に対応が可能です。
また、水道水は殺菌のために塩素を注入するなど、源水に対する処理がより複雑になりがちなために、それを考慮した基準が定められています。
水道法の方が基準が厳しいのは、水道水の管理の難しさを反映したものなのです。
ミネラルウォーターに適用される安全基準とは?
ミネラルウォーター類は、食品衛生法に定義され、「水のみを原料とする清涼飲料水をいう」となっている。水質基準は、一般規格4項目(混濁・沈殿物または固形の異物・スズ・大腸菌群)の他に、カドミウム・水銀などの有害物質が、殺菌処理をするものでは40項目、しないものでは14項目定められている。ただ、水道水の水質を定める水道法と比較すると、その項目は少なく、検査回数にも規定がないなど、緩いものとなっている。ミネラルウォーター製造においては、HACCPシステムを導入して、問題発生を未然に防ぐ取り組みを行っている工場も多い。
ミネラルウォーターの殺菌方法
中心部の温度を85度30分間もしくはこれと同等以上の加熱処理、フィルター孔径0.45μm以下の濾過、CT値が1.6以上のオゾン殺菌、254nmの波長での紫外線殺菌がある。
HACCPシステムで稼動する工場とは?
品質保証を目的として、危害が発生する可能性のある場所を重点的に監視して、人体に影響を及ぼす問題を予防しようとする衛生管理手法である。
安全を貯蔵するミネラルウォーター
▶ アサヒおいしい水 天然水長期保存水 防災備蓄用
災害時には、水道水は頼りにならない。たとえ水道が使えたとしても、被災して水質が変化してしまう可能性だってある。そんなとき頼りになるのは、ミネラルウォーター。アサヒの長期保存水は、衛生的で携帯や分配に便利な500mlサイズで6年間の保存が可能。しかもうれしいことに、「アサヒおいしい水天然水富士山」と同じミネラルウォーター。