災害に備えて備蓄水

災害時に役立つミネラルウォーター

災害時、何よりも先に確保したいのが水である。被災後の水道水や自然水は汚染されている可能性もあるので、ペットボトルのミネラルウォーターを常備しておきたい。
基本、水には賞味期限はないが、ペットボトルに充填されると、年を経るにつれて容量が減ってしまうので、賞味期限が設けられている。その中で、5年以上の賞味期限が設けられているものは、ペットボトル素材に特殊なものを採用して経年変化を最小限に保ったもので、備蓄用として開発されたものである。

好きな銘柄のミネラルウォーターを備蓄水として使うなら、備蓄量を決めておいて、使っては買い足していくというローリングストック法というものもある。一人一日2リットルの水が必要で、最低でも3日分は備蓄しておきたい。

おすすめの備蓄水

おすすめの備蓄水災害用の備蓄水として1971年から発売されているのが「富士ミネラルウォーター」。1965年の海難事故で使われた「救命水」がベースになっているだけあって、濾過をしてUHT(超高温加熱)殺菌後、85℃でボトル充填するなどの、長年培ってきたノウハウには安心感が持てる。一般的なミネラルウォーターに関しては、風味を損なうとして加熱殺菌を否定する意見もあるが、むしろ備蓄水ならば、熱処理をしたものの方が信頼性は高い。
賞味期限は5年あまりと、他の備蓄水に比べて短いようにも思われるが、あまりに長いものは管理が緩くなってしまうこともあるので、むしろ5年くらいできっちりと在庫管理をしておいた方が良いだろう。「富士ミネラルウォーター」は、4つのサイズから選べるようになっていることもありがたい。

硬度 pH 保存 賞味期限
アサヒおいしい水 30mg/L pH8 6年 500ml
イザメシ 40~50mg/L pH8.2~8.4 7年 500ml/2000ml
カムイワッカ麗水15年 19mg/L pH7.4 15年 500ml/2000ml
10年保存水 0mg/L 10年 400ml/1800ml
志布志の自然水 40mg/L pH6.8 5年 500ml/2000ml
長期保存水 52mg/L 5年 490ml/2000ml
備蓄水 0mg/L 5.5年 500ml/2000ml
富士ミネラルウォーター 38mg/L pH8 5.25年 500ml/1000ml/1500ml/2000ml

これら備蓄水は、単に水分補給をするだけの只の「水」ではない。水源ごとの特徴が生かされ、ミネラルウォーターらしい旨味も生きている。成分に特徴があるものとしては、「富士ミネラルウォーター」のバナジウム(血糖値を抑える効果)、「志布志の自然水」のシリカ(アンチエイジング効果)、海洋深層水を用いた「備蓄水」の純水がある。

おいしい天然水を探して